阪神中日戦の勝ち越せず負け越し続く理由と今後の課題

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概要

今シーズンの阪神は、03年の中日との戦いを思い起こさせる状況にある。
その当時も、闘将・星野仙一の監督就任により18年ぶりのリーグ優勝を達成したものの、全球団に勝ち越すことはできず、中日だけに負け越した。
今季も圧倒的な強さを見せながらも、中日に勝ち越せずにいる状態が続いている。
19日の試合に勝てば、セ・リーグ全球団に勝ち越すチャンスだったが、惜しくも1－2で敗れ、負け越しとなった。
指揮官の藤川球児や、敵将の井上一樹もそれについて特に明言しない中、井上は「阪神に強いわけではなく、たまたま」としながらも、「強いチームに臆さずプレーする気持ちが必要」と語った。
これまで阪神との対戦成績がわずか勝ち1に留まる中、阪神が緊張感を持つ必要があるのは明らかだ。
今季、阪神は独走状態に近いため、対戦相手は「負けたくない」と思って向かってくる中で、勝負強さや精神力を養うことが重要となる。
攻守走の総合力とともに、こうしたメンタル面の強化が今後の勝利につながるとの認識が高まっている。