クライマックスシリーズ制度見直し、来シーズン変更を目指し議論開始

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Contents

概要

プロ野球12球団とNPBは、クライマックスシリーズ（CS）の制度見直しについて議論を行い、早ければ来シーズンからの変更を視野に入れている。

制度変更の主な目的は、レギュラーシーズンの価値を高め、ファンが納得する仕組みを作ることにある。現行制度では、大差でリーグ優勝してもファイナルステージのアドバンテージが1勝のみであり、この点が議論の出発点となっている。

現在、アドバンテージのあり方が重要な論点となっており、優勝チーム側の優位性を強めるために、ファイナルステージで必要勝利数を増やす案や、勝率5割未満のチームが進出した場合の試合形式変更が検討されている。CS参加資格に関しては、勝率5割未満チームを制限する案は出ていない。

検討は、勝率5割の基準やリーグ優勝と下位進出チームとのゲーム差など、複数の指標を踏まえた見直しが進んでいる。球団間では意見が分かれており、慎重論も存在している。

セ・パ両リーグは、同一方式での実施を目指し、12月に新制度のたたき台を作成し、来年1月に本格的な協議を始める予定だ。