藤浪晋太郎、マリナーズ傘下AAA級から解雇されFAに

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概要

藤浪晋太郎投手は、2025年6月18日、シアトル・マリナーズ傘下のAAA級タコマから解雇され、フリーエージェント（FA）となりました。今季はマリナーズとマイナー契約を結び、メジャー昇格を目指していました。今後は日本球界復帰の可能性も含め、移籍先を模索することとなります。

4月に31歳を迎えた藤浪は、今季タコマで21試合にリリーフ登板し、18回2/3を投げて2勝1敗、4ホールド、防御率5.79、被打率.172、WHIP1.98、奪三振24に対して与四球26という成績でした。特に5月以降は安定感を増し、直近8試合は無失点に抑えていました。

最速100マイルを超える速球は魅力的ですが、制球力の課題が依然として残っています。昨季の与四球率8.17から今季は12.54に悪化し、1イニングに1個以上の四球を与えるペースとなっています。この課題を克服しない限り、メジャー復帰は難しいと考えられます。

マリナーズは今季、主力投手の故障が相次ぎ、チーム防御率3.93はリーグ平均レベルにとどまっています。しかし、藤浪にはメジャー昇格のチャンスは与えられませんでした。今後、藤浪がメジャー復帰を目指すのか、日本球界に復帰するのか、他国でのプレー機会を探すのか、その決断に注目が集まります。